ネット情報についておもうこと・・・

今日、フェイク・バスターズという番組がNHKで放送されていました。
内容は、ネット情報の信憑性に関して考えてみようというもので、
後半ではガンの代替治療法をはじめとした、科学的根拠のないものに多くの人が惑わされているということが取り上げられていました。

僕ら歯科医師が扱う疾患の多くは、歯周病、う蝕そして口腔粘膜粘膜疾患が多く、すぐに生死に関わるような疾患ではありません。
ですので、ガンと同列に歯科治療のお話をする気はありません。

ただ、最近僕が感じるのは「ネットにそう書いてあったから自分にもそれが当てはまる」という考えの患者さんが増えてきたことです。
昔は家族にいろいろいわれて思い込んでいる人が多かったのですが、今は圧倒的にネット情報ですね。
それぞれの歯科医師によって若干の治療方法、予防方法に違いがあるものの、ある程度の治療手順は決まっており、
僕も標準的な治療法をいろいろと説明します。
しかし、患者さんがネットで得た情報と僕らの治療方針にズレがあると、スムーズに治療が進まないケースもあります。

番組内でコメントをしていた医師がこのようなことを言っていました
「ネットの情報に振り回される患者は情報収集能力が高く、賢いかたが多い」
同感です。
皆さんもぜひ、かかりつけ医のことばに耳を傾けてください。