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歯をできるだけ削らない治療、削っても最小限にする治療(MI)が注目されるようになってきました。
現在の虫歯の治療は、この「MI」の考え方が主流になってきています。
「MI」とは?・・Minimal Intervention=直訳すれば最小限の治療介入という意味です。
FDI(国際歯科連盟)は「MI」の概念を提唱しています。それは以下の5項目です。
1. 口腔内細菌を少なくする
2. 患者さまと一緒に虫歯について学ぶ
3. 初期の虫歯の再石灰化
4. 浸襲を最小限にした虫歯治療
5. 銀歯や詰め物は可能な限り修理で対応する。
僕ら歯科医師が削った歯は、白い材料をどれだけきれいに詰めても皮膚や骨のように元に戻りません。
また、お口の中の環境が悪いままだと再び治療をすることになります。
ある研究では、多くの治療は10年弱で再治療が必要になるとも言われています。
再治療の度に歯を削り、数回繰り返すうちに歯が弱くなり、歯の寿命が短くなるということが認識されはじめました。
私達は、予防意識の高い患者様の期待に答えられるよう、「虫歯と歯周病の予防」に重点を置いた治療計画を立てて行きます。